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シーリングの役割は“防水”
住宅にとって雨水の侵入は、建物の構造を劣化させ寿命を縮める大敵です。
それに対して、外壁の隙間を塞いで防水するのがシーリング(コーキング)の役目。
適切に施工及びメンテナンスされたシーリング(コーキング)なら、大切なマイホームをしっかり守ってくれます。
一般的には、外壁において最初に劣化していくのがシーリング(コーキング)部分です。
どれくらいで劣化するのか?
…その答えは一概には言えません。雨風の受け方や紫外線量、地面の揺れなどの、立地環境によって大きく異なるからです。
あくまで目安としてですが、シーリング(コーキング)部分が痩せてひび割れてくるのが、早ければ5~7年でしょうか。一般的には10年前後といわれています。
シーリング(コーキング)が劣化した時の状態を知っておくと、ある程度のセルフチェックができます。
代表的な症状をご紹介しますので、あなたのマイホームはまだ大丈夫なのかを確認してみてくださいね。
シーリング(コーキング)材が外壁の動きについていけず、目地に密着しなくなった状態です。隙間ができるということは、当然ながら防水機能に影響を及ぼします。
最初の施工時に下地材(プライマー)を塗り忘れたり、塗りムラがある場合も起こりやすくなります。
シーリング(コーキング)が経年によって劣化し、痩せて裂け目が入ってきています。
そろそろ打ち替えのタイミングかと思います。
破断したシーリング(コーキング)をそのままにしておくと、もちろんですが劣化は進行します。
こちらはシーリング(コーキング)材(白い部分)の裂け目からグレーの下地が見えていますね。
さらに劣化すると、その奥にあるバックアップ材(正確には、青いテープ)が露出します。もしも青いテープが見えていたら、それがバックアップ材です。
劣化をそのまま放置するとどうなるのか?と言いますと…
防水機能を果たせなくなった目地から、いつかは雨水が入り込み、建物の構造にダメージが及びます。
具体的には雨漏り、腐食ですね。進行するほど、マイホーム自体の強度に影響を与えます。
腐食した木材はシロアリの好む環境ですから、被害を受けるリスクも高まります。